一次選考通過作品
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コンタクト はずれ束の間 旧世界 ねむるユウレイ ひとつかみする
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飴玉を 噛んで風吹く 船旅行 麦わらかぶる 溶けた人達
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言葉には鉱脈があると思うから 黙って夜を掘り進めている
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ドーナツが窮屈に入れられて秋
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カーテンも私も消えてとめどない 日差しに繋がれていく感じ?
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牡丹の影があるうちにお帰り
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エリートのはんぺんなので 透き通る
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ともだちとは ねずみ算のよう ひたすらに どこから他人か探り合っている
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タイミーは苦しく その前後の暮らし
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増築にまみれた海馬の廊下から 抜け出せないまま三十二世紀
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雲のない運動会に そういえば 万国旗もなく子らの虹彩
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流行の歌は車両に含まれる
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山折りにされた主任が怒り出す
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さびしさを文鳥ほどに育てれば いつか手のなかで眠りますか
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各々、ちがう人生で また会いましょう
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ワンテンポ遅れてひらく自動ドア 人間未満な人間だから
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かぼちゃに紛れる あなたを想う
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追憶に 腕の吊られているような朝に つめたい葡萄はいかが
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タバスコの中は美談に満ちている
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日が暮れて 燈籠の列が浮かび上がる きっと向こうに誰かの故郷
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ライターの明かりを まもる手の形 雪とかはまだ見たことがない
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{≪伝統≫に≪差別≫の ある≪筋肉≫の≪鎧≫ } の4次対称群 S₄
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印象派絵画はどれも半泣きの 人が描いてるような気がした
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歌にして今も昔も 山ほど好きを 無駄打ちしている
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だれかをだいじにしたいとおもう 小さくはないバタールを買う 帰り道
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くたびれた革靴のかかとを広げて 初夏のからだはからだへ馴れて
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冬の蜂 王子の心臓いま割れて
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秋の雷 エフ分の一揺らぎ 哭く
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一秒が伸び縮みする蜜時計
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三羽をみて クィアと思う
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かりそめの器としての肉体の 延滞料を稼がなくっちゃ
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緩やかに枯れていく紅葉 鋭利な雪を静かに待っている
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とりあえずで泣いても良いと思う
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聖書から羊を一頭盗んだ
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心臓は使っていれば裏起毛
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生活に関与している感じがない テトラポットに飛び移ること
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流れ作業のように 生きていたところ 弾かれましてここにおります
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白鍵に 頬を溶かして梨ソルベ はぐれられない三半規管
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布団の重力が強くなって、秋
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私より五歳年上だった犬 お手を知らない殺しも知らない
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