一次選考通過作品
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迷惑をかけて向こう岸に渡る
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全知 ほら、 あなたが鞄から出した ガムのボトルのこんなに大きい
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天国がありますように 西側に国道覗くペット霊園
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白熊に 色を塗っては駄目でしょう? それと同じ、私を塗らないで。
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もくれんを呑めば声優になれるよ
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これで良いだなんて真昼 まっすぐに 立つために肩甲骨寄せる
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糸蘭が銀のひかりを 身にまとう朝に鍵を見つけて それきり
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間違えて 芽キャベツ畑で 摘んできた 赤ちゃんだから わたしはひとり
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くだものを 薔薇のかたちに盛る動画 うまれかわりを信じてみたい
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通勤電車にヘッドホン 首さえ振れれば無敵だ
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酔ってない時はナフサを感じない
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夜を泳ぐ ヘルツのノイズ ひとりぼっちの 青い合図
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この夏のルビコンをどう渡らうか
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梅雨匂ってて 体毛のぜんぶがきらい
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旅客機になった指から飛ばせます
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そのほうが 風にとってはいいだろう
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六文字以上 三十五文字以内、 一行あたり 十五文字以内で 入力してください。
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陽当たりのいい 話を隣で聞いていて からだの片側だけ熱を持つ
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箱買いの梨を配り終えたあとの 月はすべてが冷たい空き地
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風薫るポケベルで打った3341
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なぐさめのように掬えば やわらかい実の 遠景に育つドラセナ
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性的にまなざしていい宗教画 抑揚にかなり多くを託して喋る
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鷹化して鳩になれずにコート着る
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生命線おそろいにして夏が来る
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ジグソーからこぼれて さまよってばかり今も
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真ん中をくりぬくための ドーナッツ
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プリキュアのパジャマ みたいに叫びたい あなたがダム湖から現われて
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冷蔵庫に プラムをふたつ冷やして眠る 目覚めたらどうか 消えていますようにと
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青年のクリアファイルに差込んだ 現金九万円俄雨
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地球儀が水半球を見せていて そっぽを向かれていると感じた
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病院を回されてゐる日の椿
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被写体が来れば枝垂れてゆく花を 薄くぼやかすだけで帰った
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発音は程なく声になっていき 身体をはみ出していくパノラマ
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真夜中の臍はやりたいことだらけ
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だとしても 生きるしかないときがある ガラス片にも映り込む虹
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一枚でキマると 紹介されていたシャツで 西日の方に向かった
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すすき野原を彷徨う青鬼に 未だ 手を差し伸べられないまま
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膝という短い動画だと思う
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ストローで覗く遠くの注ぎ口
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もうずっと 蜂の着ぐるみ着たまんま わんわんと おいでおいでしたい
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