一次選考通過作品
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嫌いになりたくないから 朝顔になりたい いってらっしゃいだけするね
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あやとりが絡むよ灯を消さないで
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フィッシングメールは軽く 火を通す
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ピアノを打弦楽器と呼ぶと 誰にでも優しい人の澄んだ舌打ち
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新牛蒡買い物かごに収まらず
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古本の甘い香りに似ているね 濡れた落ち葉と君の眼差し
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フリスクを溶かしていたら反対の 沿道にできていく人だかり
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二回目はない感情を予感して 雨ふるバイパスの高架橋
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いつのまに最後は去ってた蝉時雨
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あなたの書く 文字になりたくてなりたくて 本はふせんでいっぱいになる
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水色のバナナを食べて フライパンの 卒業式を見送っている
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灯台守のスプーン
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みずうみへ月捨てて両腕が銀
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呼びかけるすべてが きみになって ふりむく
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アイウィットネスユー 紙を裂く音に 幽かに加速する感受性
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窓のごみ 基礎学力を測る日の あれは誰かが降らせた驟雨
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神様にしろと言われて する告訴
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躓くと 前のめりに進むよね そうできたらいいな
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不甲斐ない安心に甘んじてみては 月面っぽいトルティーヤ買う
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神様はゼリーくずしている途中
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戦争のニュースを 読み飛ばしている 僕ら四匹目のこぶたなのに
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墓じまいは 草原の牛を起こさぬように
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足りている時も手紙を書くように 雪を眺めている雪の親
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ぱ 雪 ぱ て じ な の よ う に き え た き ず
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顔消して名前も消して林檎剥く
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深く傷付いたとき 心が求めるのは 安心よりも理解者でした
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ヒトと動物の異なる点は 自覚があること 人と神の異なる点も 自覚があること
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メリーゴーランド長音さびている
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退職した人が出勤して笑顔
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たまごやきの うんめいを逸れたひだまりは ピーヨと鳴いて肩まで飛んだ
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くちづけをすれば お風呂が沸きました
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爽やかに存在感のない私
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帰るのを待つかのように 降りだした 雨 透明な檻の中にいる
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手を貸せよ何かあったら握るから
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えっへん、 ん? 同期少なく、高級魚
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公園にピークはなくて学生の 私がベンチに座ったりする
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ラーメン屋の跡地で 花火をする家族
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泣いて色彩ぶち撒けてまた泣いて つまりは画家は水になりたい
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飛花落花君を殺して逃げてきた
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空港はすこし冷たい遊園地 心臓がふわふわとするあれ
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