一次選考通過作品
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空っぽに宙返り すごいはやさで
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虫刺されかゆくて 僕もリサイクル容器
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痛くないなら死んだって構わない おでこで割ったたまごがふたご
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魚だった、光だった、と思い出す 五月の遊歩道を歩けば
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デフォルメが二回済んだら 帰ろうか
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不成就日気にしない生き方 今日も世界は美しい
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檸檬から逃げてきた 京王線色
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いつもより月が大きく見えている 身に覚えのない請求がある
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インスタントコーヒー じかに振り入れる 音楽はとても手が好きみたい
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苦しみが粘度を増してくるぶしの 麓に 降り積もるのを見ていた
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六月だ何枚皿を割ろうかな
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つきめいにち そらくらくして いのるごご みみのかたちに たぐるロザリオ
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涙がピントを 合わせてくれる 私を連れていく トムソーヤ
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からっぽの 皿で埋まったテーブルの、 この気持ちすごく好きなんだ
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冷やし中華、はじめまして
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管楽の標本も霞む地質学
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友だちに手相よむよと声かけて 君の近くに居座ってみる
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白樺にたこ足配線見せにいく
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六月の葉が羽として生きていた
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トマト焼けて 生きっぱなしの僕がいる
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帯状疱疹のように わたしを抱きしめた
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風縫いはわたしの声を縫う技法
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ごめんねと言えない病はたた神
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均等に盛るきんぴらの作り置き 名前をつければ感情は死ぬ
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絡まったまま骨になる表記ゆれ
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重なった平和感覚を殴る平和的
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母さんを砂にうずめて (ありがとう) そこにはきっと苺が生える
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むしゃくしゃしていた たれでもよかった
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名水を汲む傍らに草苺
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花は葉になる ガソスタにドーナツ屋
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目線の高さは 知っている 見上げてみると 知らない明かり
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ひとりだけ余ったひとは特別に 先生がくれるブドウ飴一粒
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デパ地下で赤福八個買ってきて 猫と供える父の誕生日
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空中分離 春はらりはらり骨になり 木漏れ日に似た祝福は いつか君に降る
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山吹のわさりと咲いて どうしても 思い出せない声だけがある
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カレーパン+α夏の朝
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二日目の開花はどうですか朝顔
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台風が迫る畑で真っ白な 蝶を殺してお金をもらう
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思わず手に取った トマトの傷跡が 友人のそれによく似ていた
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図書館で鳴ったり 光ったりする蛍の光
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一次選考に通過した最新60作品まで表示しています。 それ以前の作品は 作品検索 からご覧ください。
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