一次選考通過作品
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いちごゼリーつついて 君を許さない
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自傷・観照・凌霄の花の雨
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おさんぽたのしいね おさんぽたのしいね うん楽しいね 答えるまで続く 孫に学ぶ
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羽化不全 皺の波打つスカートが 風に泳げばもう夏だった
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ずっと 傘をさすのが下手なまま 満天星が好きです
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頷きつつ老いていく夕暮れに キルシュは遠い日のさくらんぼ
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雨粒が睡蓮鉢に降り立って踊る それはそれはしなやかに
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雨音は僕のカーテン いつだって かなしい夜を包んでくれた
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朝食を作る動画と絵日記が 二人姉妹の自由研究
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石を見てもらう日傘に招き入れ
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似合わない雑誌を持った わたくしの 髪は鏡の中で切られる
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アジサイが夜景みたいな真っ昼間
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蚊を殺したてのひらにわたしの血
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揺らされて均されていく米粒は 家庭科室で溺れないでね
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生きのびてみようか、なんて、 コクリコが揺れて、学生気分で、 僕ら
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花柄のグラスに残る夏の雲
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ポップコーン 私の知らないたましいが たくさん泣いて笑って死んだ
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星は手を こわがっている? シーソーの 重たい方をさせて ほしいよ
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駅からの道を説明していくと 取り囲まれているようだった
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想像のあなたの故郷の農村の キャベツ畑に火をつけていく
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朧夜に一人暮らしでモツを焼く
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縦にしてしまうとただの棒になる フルートに思想をあずけたい
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暴風の後始末をする ぬるい午後 風を産んだ覚えはないが
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田園の故郷はたやすくウユニめく
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独自化に失敗した面接帰り スプーンでパフェを崩しつづける
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花殻のように真面目な人なのね
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部屋中のポニーテールが 蕎麦っぽい
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具体的杏抽象的李
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逃げ水の如き水母の揺らぐ朝
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梅雨寒やATMに励まされ
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魚溶けて銀色になる夏の湖
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Re: 北の地は 南の冬ほど 冷たくなくて 身動きとれない石のようです
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雨水をろ過して使う いつからか こころのなかに 孤児院がある
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うそばかりだつた夜顔在るうつろ
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人名は讃歌の歌い出し せーの
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満月の頬張るような夜にいて 過剰なきもちを踏みしめること
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門番がいるからここが門だろう
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イカを焼く 生きてくために イカを焼く イカを焼くから 生きていられる
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左右対称にべーして草を割く
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花の雨きみにつばさはなくていい
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