ご挨拶 - なぜ口語なのか

 自らを言語で表現しようとする時、それは自らが考えるときの言語でなければならない。言語がなく考えることはできない。考えるときの言語は物心ついたころから口語である。フランス語で考える人はフランス語、英語で考える人は英語での表現が本来である。言語には、匂い、臭い、湿度、温度、体温、生理、憎しみ、悲しみ、生い立ち、先祖、社会、その人を存在させるに至ったすべてが内包されている。ですから、口語の品詞による、詩、俳句、短歌、川柳、アフォリズム、を提案したい。ご自身のサーバーとして一般投稿のみのご利用の方も、新人賞、奨学生をお考えの方もふるってご投稿戴けますようお願いいたします。


目次
1. 選者総評
 1)2019年12月選者総評
 2)2019年11月選者総評
 3)2019年10月選者総評
2. サイト概要
 1) サイト閲覧のみの方
 2)会員登録なさる方
 3)一般投稿なさる方
 4)奨学生投稿なさる方
 5)コンクール投稿なさる方
 6)月間投稿ランキング
 7)年間累計投稿ランキング
 8)月間佳作数ランキング
 9)年間累計佳作数ランキング
 10)月間投稿佳作一覧
 11)過去の作品検索
 12)結果発表
3. 2019年度 口語詩句新人賞 応募要領
4. 一般財団法人佐々木泰樹育英会 2020年度前期 口語詩句学生奨学金応募要領

1. 選者総評(提出順)
1)2019年12月選者総評(提出順)

◎林 桂

印象19編—12月の総評に代えて

 ●阾邻●
メキシカンミイラ
ヴァギナに真白な布一つ

*ミイラ展の所見か。ミイラとして残す、残るということの意味を「ヴァギナに真白な布一つ」は示しているだろう。白い布は、生きてあるときとは違うまったく違った意味として身体を覆っている。

 ●夏●
口紅を並べて一人過ごす夜
ここは世界 ここが世界

*「は」と「が」を変えた「世界」の繰り返しの中に、孤独に生きる世界が見えてくる。溢れる情報の世界にいても、個人が持ち得る世界は、口紅を並べて鏡の前で自分と対峙するスケールの中にしかない。

 ●青野椰栄●
さようならを言った跡の
靴底にわたしが香っている

*「靴底にわたしが香っている」がどのような別れであったかを語っている。「靴底に」の着眼に惹かれる。

 ●照屋典一●
うぇらうぇら漂う

漂う
うぇらうぇら

*「うぇらうぇら」と漂っているのは、一体なにものなのか。正体不明ながら、想像の埒外にあるものに違いないと思わせる。

 ●照屋典一●
ドラえもんは
のび太を欲している

*のび太がドラえもんに依存しているのはよく分かる。しかし、ドラえもんも、のび太に頼られることで存在する。ドラえもんもまたのび太に依存し、その存在を欲しているのだ。

 ●門野あおい●
このきれいなつつみ紙の
チョコレートを
毎日かじって
そうして春がきたらいい

*最後の一行が不思議と心にしみる。「そして」でない「そうして」、「くるといい」でない「きたらいい」。何でもないような言葉遣いの中に秘密はあるのかもしれない。

 ●鳴海幸子●
出鱈目書いて
今日は雨。
魚の目掻いて
白い花嗅いで、

*「書いて」「掻いて」「嗅いで」と脚韻を踏む。二行目に挿入された短い言葉の「今日は雨。」が与える変化も絶妙。最終行の言い止しでの終り方も。「、」で終える? ここで「雨。」の「。」が生きてくるから不思議。

 ●かなっぷ●
カバンちぎれた
学校いかない

*学校に行かなくなる、行けなくのは、ほんの些細な切っ掛けかもしれない。「カバンちぎれた」は、そんな切っ掛けを想像させる。

 ●加藤美紀●
年の瀬は夕市に行った
請戸港
発音してみる崩れた思い出

*請戸は、福島県浪江町の漁港。年の瀬の市場に新年の食材を買いに行くのが恒例だったのだろう。日常生活の場面では声に出していた地名だろう。今は思い出の中にある。その地名を敢えて「発音してみる」行為は、その日常と連絡しようとする行為であろう。切ない。

 ●高良真実●
自転車に
ひづめはなくて撫でている
都市へまもなく花冷えの夜

*最終行「都市へまもなく花冷えの夜」のイメージの美しさに惹かれる。都市交通が馬から自転車に代わっても、花冷えの夜の美しさは変わらない。山口晃の馬とバイクが一体化した絵を思い出した。

 ●茅園彰●
聴く曲すべて
なんでぼくを歌うんだ
駅で孤独なぼくがいた

*楽曲の中に、詩歌の中に、小説の中に、自分を発見することがある。自分の内面をいち早く言い止めた人がいる。その思いが、楽曲、詩歌、小説の入り口になる。

 ●秋山聡子●
イチゴサンドって
春のたべもの
白さが
むずがゆいもの

*三行目、四行目が美しい。イチゴの朱色に映えた白いパン生地へ眼を向ける。「むずがゆい」に「春」はある。

 ●阿部圭吾●
とびら、って言うとき動く肋骨の

どこまでが夏の入り口

*「とびら」の選択の妙。他にも「動く肋骨」の世界があるだろうが、「とびら」の意味性をぎりぎりまで責めることで成立させようとしているようだ。

 ●走らないうさぎ●
冷蔵庫だまれ
父さんが母さんに
何て言ったか聞こえなかった

*子どもが父母の密か事を隣室で聴いているというような設定だろうか。冷蔵が発する音が邪魔になるほどの音声。

 ●秋山聡子●
カッコウは
この夜のどこにいるのだろう

*もちろん、カッコウのみならず、自分は夜のどこにいるのかという思いと連なっている。そして、夜は世界に通じている。

 ●都築或●
視界に切り取られた世界は
そのまま私を閉じ込める檻で

*私達は生涯自分の視界の外にでることはできない。その視界の中で生き、死んでゆく。それをしも「檻」と言えば、檻かもしれない。

 ●亀山こうき●
雪しずり
祖父の愛したZippoの火

* 祖父の代には、男の愛するものとして、万年筆や時計、ライターなどの定番があった。祖父を思うことが、その時代を思うことに繋がっているようだ。

 ● 秋山聡子●
おばあちゃんが作る
栗の渋皮煮には
ちょっと塩が入っていたのよと
母が言う

* 隠し味としての塩。母の言葉は、祖母からの家の味を伝えることでもあろう。

 ● 夏●
おいしいものを食べても
もう思い出さなくなったよ

* 死別か生別かは不明ながら、別れた人への心のつぶやきだろう。「もう思い出さなくなったよ」と、少し心の傷が癒えてきたことを告げる。しかし、告げるという行為は、まだ心の中に止まり続けていることをも意味する。

・次々と新たな投稿者が登場して刺激的な月であった。息の長い投稿者も相変わらず健在で、難しい選の作業となった。


◎西躰かずよし

 全体的に、技巧的に安定した作品の割合が高くなってきたと感じる。演奏でもそうだが、それが洗練された技巧に基づくものであったとしても、時に、既視感が拭えない演奏や面白みの無い演奏といった印象を受ける場合がある。逆に技術を超えて感動を与えられるような演奏も時に存在する。この受取り方の違いは聞き手が何をその演奏に求めているかによるところが大きい。これは作品を読む場合についても同様で、一定水準以上の作品が並ぶとそれは顕著になる。技術の巧拙か、それともまとまりか、新たな試みか、感性の鋭敏さか、そういったことを悩みながら選ぶことが増えた。
 今月は日常の中に浮かぶ非日常的な光景を詠った作品に特に惹かれた。
 印象的であったのは次の作品。

  小米雪私の首が落ちる朝       亀山こうき

  ニューロンに錆びつく秋思夜夜夜   長谷川柊香

  色鬼を美術館でした夢       走らないうさぎ

 あと、新たに目にとまるようになった書き手についても少し触れておきたい。秋山さんは短詩の方法を駆使して作品を書かれているような印象。夏さんは短詩と短律の方法を用いて書いておられる印象。いずれもその作品から作者のみずみずしい感性を感じることができる。長谷川柊香さんの方法は俳句の技巧をベースとした、様々な表現の模索であり、手堅い作風といった趣がある。従来からの作家とともに、今後が楽しみである。

  苺サンドって
  春のたべもの
  白さが
  むずがゆいもの    秋山 聡子

  おいしいものを食べても
  もう思い出さなくなったよ     夏

  雪の原吐息は立って天の青   長谷川柊香


◎秋亜綺羅

 12月はクリスマスや、冬休み、年越しなど、歳時に関する内容も多くなっているような気がした。35文字という名の檻に閉じ込められたかのように、暗くなってしまっている作品もある。また、35文字では結果しか書けないと考えるためか、道徳とか教訓とかいった、標語みたいなことばに陥っている作品もある。だけど、35文字という制限はけっして短いわけではない。自由を獲得するのには、ルールが必要だ。35文字以内というのは、自由のためのルールだと思ってほしい。
 12月に傑作と思った作品たちを紹介したい。

  サンタはね
  Amazonでおもちゃを
  発注し
  魔女が配達してるという子

  拡散される呟きと
  誰にも届かぬ叫び

  目に見えない
  暗い光と明るい闇

  8とSと∞
  ほんの違いで
  別次元

  この夜景の中に
  幾つの命がある?
  ゴジラは知る必要もない

  そりゃあ
  不死鳥だって
  大量発生したら
  駆除されるよ
  きっと

  ミツバチで
  刺してあなたと
  無理心中

 など。それから、アフォリズムで、ユーモアもある、

  努力はわりと裏切る
  努力しないことは裏切らない

とかも、いい。
 このほかにも、逆説(パラドックス)を使った、鋭い刃先をもつ作品は多かった。
 一度でも投稿した人は続けてほしいし、一度も投稿したことがない人も、まだまだ間に合うので、作品を作ってほしい。
 とても楽しく読ませてもらっています。


◎中山俊一

わたしがうまれるまえの
とけいのねじをまきます

わたしのよるがあけるため 山田洲作

とけいのねじをまくのは誰なのだろうか。
それはわたしがうまれるまえのわたしなのだろうか。それは一体誰なのだろうか。
死後と生前は同じ夜の事かもしれない。時を超えて、長針と短針が重なる夜に、わたしがわたしに重なる時をおもう。

深夜のマック
ひとりでいるのと
ともだちといるのと
どっちも好きだと思う  走らないうさぎ

言い切るということは詩の切れ味を生むが、言い切ってしまうことで失われる何かがあると思う。
なんの変哲もない詩のように思えるが、言い切らないことによって妙なリアリティを獲得している詩だと思う。
深夜のマックという状況もこの詩に説得力を与えている。


◎ 浦歌無子

 今回も言葉によってひろがる景色や感覚を、さまざまな気持ちを感じながら受け取りました。
 以下、印象に残った作品のなかから。

  ケシゴムを探して四つ足の夕暮れ     藤色

 床に落とした「ケシゴム」をひざまずいて「探して」いただけなのに、途方もない時間が流れ、いつの間にか「四つ足」のケモノになってしまったかのような、異化された光景が魅力的。魔と出逢う時である「夕暮れ」という時間もポイントです。

  自分でアクセル踏んで
  妻として死に行く夜道          遊歩道

 「妻として」と書かれることで、夫の存在が背後に立ち上がってきます。
そこに物語の深まりがあり、この作品の緊迫感を高めています。

  すすきってすきがゆれる
  みたいだね               走らないうさぎ

 ゆれるすすきを、言葉の響きから「すきがゆれる」ととらえることで、存在としてのすすきにも「すすき」という言葉にも新しいイメージを与えていて新鮮です。
 誰かと大切な時間を過ごしているときにゆれるすすきを目にし、ふっと口にしてしまったかのような、誰かを想う<私>の内面も感じられます。

  食べきれなかった食パンに
  寂しそうな皺がある           ペン太郎

 食べきれず残してしまったというちくっとする罪悪感から「寂しそうな皺」が見えてしまう。繊細なまなざし。

  爪先で雲を弾いて朝を呼ぶ        百合

 「爪先で雲を弾いて朝を呼」ぼうとする行為に、これから朝を迎えようとする<私>のまさしく弾けそうなエネルギーが伝わってくるみずみずしい作品。

  月にいちどは花を買って
  あなたが訪れるかのようにしたい     門野あおい

来ない「あなた」のための「花」を「月にいちど」「買」う祈りのような行為がせつなく胸に響いてきます。

  蝋燭を灯した記憶はふっと消え
  三割引のケーキの甘さ          はすた

 過去の時間が、さみしさを感じる「三割引のケーキ」にしのびこんでくるような、「甘さ」という感覚にいろいろな感情が溶かし込まれているような、人の感覚の複雑さ、深さを思います。

  きみの横顔に睫毛はひかりを集め
  今、この夜だけを指す羅針        吉見遥

 「きみ」を一心に見つめる<私>の表情まで見えてきそうな一篇。
 二度とやってはこない「この夜」が「睫毛」というささやかな身体の一部に凝縮されており、二重のはかなさが感じられます。

  檸檬をください 
  舌先がもう
  忘れたがっている           治川敦也

 <私>は檸檬に柑橘系の持つさわやかさよりも舌を刺す刺激を求めているようです。
 大切な記憶がゆえに、その記憶に振りまわされることをおそれる気持ちが伝わってきます。きっとそれは檸檬の刺激でも忘れることはできないのではないでしょうか。

  父のだけ崩れたクリスマスケーキ    亀山こうき

 取り分けるときに失敗して崩れたケーキを、お父さんが引き受けるという家族像が見えました。でも、もっと複雑な物語が秘められているようにも思えます。
 亀山さんのこちらの作品だけではなく、私が勝手な解釈をしているものもあるかもしれず、作者や他の読み手の方には全然別の風景がひろがっているのかもしれません。
 そのときどきや、読み手によって、違ったとらえ方ができるというのも詩の魅力のひとつではないでしょうか。



2)2019年11月選者総評(提出順)

◎林 桂

印象15編— 11月の総評に代えて

 ●都築或●
野焼きの匂いが
まだ昼の時間を残して

*野焼きは浅春の風のない穏やかな日を選んで行われる。その空気感を「まだ昼の時間を残して」は上手く伝えてくれる。

 ●高良真実●
ヒールから平らな床へ慣れてゆく
はるかに捨てる
バラストの水

*1日の終わりを、ヒールから平らな床へとかわる足裏の感覚で感じている。「はるかに捨てる/バラストの水」でその内面を表現する。

 ●合川秋穂●
くるぶしまでしか
海を知らない

*波打ち際を裸足で歩いたのが、「海」を経験した唯一であるといのであろう。まるで「海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手を広げていたり」(寺山修司)の少女が海との邂逅を果たした図のようである。

 ●暮田真名●
わたしたち陶器みたいに遺族です

*冷たく動かない「陶器みたいに」に遺族となった家族のようすが描かれている。

 ●桜望子●
母看とる夜も変わらずすく腹の
白米美しく輝いて

*2行目に万感が籠もっている。どんなときでも、生きている限りお腹がすく。大切な母の看護のときも。「死にたれば人来て大根煮きはじむ」(下村槐太)のように、人を弔うときも食べるのである。

 ●はすた●
君がいる街に私はいないから
群青色のマフラーを編む

*遠距離恋愛の「君」のためにマフラーを編むということだろうか。「私」の思いを伝えるのに「群青色」が効いている。

 ●音無早矢●
まばだきが
わたしの中に染み込んで
まるでほどけてしまった時間

*1行目2行目の清澄な言葉に惹かれる。何の場面かは謎のままだが、読者の想像を豊かにする。

 ●郡司和斗●
ほろほろとひかります
釜揚うどん

*お湯のなかから引き上げられたうどんは、まさに「ほろほろとひかります」。「ほろほろ」の修辞は巧み。

 ●笹生あい●
まどろむ
どろむどろどろむどろむ
まどろどろどろむ
どろむどろどろ

*言葉遊びのなかに、作者のもつ卓抜なリズム感を感じさせる。また、まどろむ瞬間はこんな感じでもあろう。

 ●秋山聡子●
はじめて水泳を教わった日
底がないプールは
どこまでも青色だった

*2行目「底がないプール」に、水への恐怖心が見事に凝縮されている。美しい「青色」がその後を追う。

 ●桜望子●
息白く体内にある小宇宙

*「息白く」は冬の季語だが、体内から豊かに吐き出される息に、自身の中にある別の世界を改めて感得しているのだ。

 ●秋山聡子●
庭にたわわ
はっさくの実
どれから落ちるか
明日死ぬための今日

*最終行に「明日死ぬための今日」が効果的に現れる。終末の未来から逆算しての今日があるというのも、一つの真実だろう。

 ●高良真実●
風邪のためついばむように
水を飲む
治ったら紙ひこうき折ろう

*自身へのささやかな快気祝として「紙ひこうきおろう」という計画をたてる。風邪の快気に相応しい小さな自分の世界。

 ●高良真実●
終電がを寝かせてゆくように
帰ってしまう
やさしさのこと

*1行目の比喩表現のやわらかさ。2行目3行目は甘い表現とも思えるが、1行目を強く読ませるためにつけた弱のアクセントのようである。

 ●夕空心月●
藍色を抱く
どうか貴方の夜が
少し寂しくありますように

*3行目の「少し寂しくありますように」という祈りの言葉に心惹かれる。もちろん、その寂しさが、私を求める心となりますようにという祈りでもある。

・11月は高良真実氏、秋山聡子氏、桜望子氏の作品に心惹かれることが多かった。また、新しい才能も加わってきている。


◎ 西躰かずよし

 日々は、なんのことはないような積み重ねで、おとずれる何かがなければ、生きていることがとても不透明に思えてしまうときがある。けれども今月は、そうした不透明さにひかりを与えてくれるような作品が何点かならんだ。
 たとえばつぎの作品

  赤蜻蛉文字の小さな同人誌       郡司和斗 

 同人誌と赤蜻蛉。それだけのことなのだけれど、そこには小さな生きものとおなじくらいにささやかな、書くという営みが見てとれる。
 そして、もうひとつは、誰もがかつては経験したけれども、忘れてしまっているかも知れないような願いごとのようなもの。

  足首の上の
  しっとりとした大丈夫が消えずに
  君の重さがずっと続きますように    秋山聡子

  どうしたら海を持って帰れるの     夏

  藍色を抱く
  どうか貴方の夜が
  少し寂しくありますように       夕空心月

 これらの作品に共通するのは、そうした願いごとを忘れてしまわないように、なんとかつなぎ止めようとしているところだと思う。くりかえされてきたモチーフかも知れないけれども、それは普遍性をもつテーマだからで、素直に良い作品に出会ったと思う。様々な意見はあると思うが、書くということは、そうした出会いが想定されていないならば、本来の意味での表現とは言えないという気がする。私も投稿される皆さんとともに書く意味について考えていきたい。


◎秋亜綺羅

11月になって、とても洗練されている感じのものが多くなっている。
今回は批評というより、ユーモアたっぷりの作品たちを紹介したい。

 百円ライターで着火した
 不審火な恋

「酔った」と揺れる女を
駅に置き去り
振り向くと
もう別の男を呼んでいる

降雪の明けて
枝からぼたぼたと
よけきれなくてマリオなら
死ぬ

いないいない
ばあ
してみたって
いないいない
どこにもいない

動物園のトラは
ノイローゼみたいだ
檻のなかを
ぐるぐるぐるぐる
溶けもせず

放送委員
尾崎豊は
止められた

気ままな微笑みを向けられたら
最後
最後は幾度も
やって来る

 など、すごくおもしろいでしょ? それから、緊張と飛躍があって、いい詩だなと思ったものは、

  子の骨は軽くて紋黄蝶飛ぶ

とか、

  ここまでをプロローグと仮定
  表面張力

など、短いのに鋭い。また、アフォリズムとしていいなと思ったのは、

  ボクサーが愛されるのは
  倒すからではなく
  立ち上がるからだ

 このほかにも、印象に残るものは多かった。
 一度でも投稿した人は続けてほしいし、一度も投稿したことがない人も、まだまだ間に合うので、作品を作ってほしい。
 とても楽しく読ませてもらっています。


◎中山俊一

校舎よ、デカい、
お前にしてみりゃ 
秋の一日。        鳴海幸子

《観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生 栗木京子》
16歳の歌である。校舎に対してデカいと思う身の蓋もなさがかえって、捉えようのない無機質な校舎とそこにいる一人の生徒の姿を浮かばせる。一人の生徒が対峙するにはあまりにもデカい校舎。別の惑星を思う時に感じるちっぽけさをデカい校舎に対して抱いていることに、この私に対する孤独感と無力感を強く感じた。学生時代はそこでの生活をすべてのように思う。デカい校舎にとっては秋の一日、私はひとりの生徒であったとしても。

藍色を抱く
どうか貴方の夜が
少し寂しくありますように 夕空心月

《しあわせにしてますように でも少しわたしが足りていませんように 月夜野みかん》
現代短歌ではこの歌を思わせるような詩である。私の夜がそうであるように、貴方の夜もそうであってほしいという祈りには、同化したい一体になりたいという想いのようにも思う。藍色を抱くという言葉には貴方ではなく夜と同化してゆく私の姿が浮かぶ。


◎浦歌無子

 独自の気づきや繊細なまなざしや鋭い感覚によって、詩的な次元がひらかれ、現実のそのさきの世界が立ち上がってくる作品が増えてきたように思います。
 迷いながらもどうしてももうあと一歩…という気持ちから、佳作にとれなかった作品のなかにも、きらりと光る言葉がありました。
 一方で、心情の吐露や状況の提示にとどまっているもの、説明しすぎているもの、もう少しイメージをふくらませてほしいと思えるものなど、思いを感じることはできるものの、なかなか作品世界に入ってゆくことができず、もったいない…と思ってしまう作品もあります。
 きっと書こうとしている人は(私自身も含め)、現実のままならなさを言葉で越えて違う景色を立ち上げたい、書いたものを通じて深いところで誰かとつながりたい、なんらかの“真実”に触れたい、と切実に思い、言葉と向き合っているのではないでしょうか。その願いを実現するためには、そのための言葉が必要になってきます。
 35文字以内の口語詩句という“箱”には、エネルギーをぎゅっと詰め込むことも深い情感を閉じ込めることもできます。もちろん開けて差しだすことも。
 これからも新しい言葉に出会うのを楽しみにしています。


3)2019年10月選者総評(提出順)

◎林 桂

十月の総評に代えて——印象の十編

 青嵐雲の匂いの犬を抱く       佐藤  廉

 金子兜太の「青年鹿を愛せり嵐の斜面にて」を想起した。しかし、現在の青年の愛するのは犬であり、雲の匂いをさせている。青嵐の中とはいえ、穏やかな青年像である。兜太の昭和三十年代とは自ずから違う時代が刻印されている。

 かなしみは結局、 吉見  遙
 はりさけない胸の花束

 「はりさけない」の表現を深いと思う。「胸がはり裂ける」は一般的に深い悲しみを表すが、しかし、胸ははり裂けてはくれない。はり裂けてくれたらどんなに楽か。ここでの「はりさけない」は、はり裂ける以上の悲しみを言っている。

 院内から見た陽射し 山田 洲作

 ぼくの名が呼ばれるまで

 透き通っていた光

 患者としての名前を呼ばれるまでの一瞬の心のたゆたい。「陽射し」と「透き通っていた光」の呼応。「陽射し」は外にあり、「透き通っていた光」は心の中にある。

 伯母の俵形おにぎり 遊歩道
 ごま塩すこし、3つ並んで
 母がいないのも忘れてた

 伯母に作ってもらったおにぎりの思い出。「母がいないのも忘れてた」に深入りしてはいけないドラマの入口を感じさせる。

 桜。
 マンモス、が、要る かたくちいわし
 マンモス、の、散る

 意味で追うと分からなくなるが、「が」「の」の助詞の拘りに惹かれる。今まで見て来た中でも最も美しい助詞のような気がしてくる。美しい助詞を演出するために選ばれた美しい詩の言葉。「が」も「の」も同じ意味の格助詞だが、「の」の方が古語的である。

 粘土をこねている。 有本たける

 家のなかで台風が過ぎるのを
 待つのは
 そんな気持ちだった

 「粘土をこねている。」の比喩に惹かれた。粘土細工を始める前の心の様が、台風下の不安な様に似ているとは思ってもみないことだったので。

 捨て猫の前にしゃがんで 後人
 雨傘を傾けた日から
 降り続く雨

 雨の続く日の起点を、捨て猫との邂逅以来とする。それは心にも雨が降り始めた瞬間だったからだろう。住宅顕信の「ずぶぬれて犬ころ」を連想する。

 愛、友達の延長線じゃないっぽい 夏

 「じゃないっぽい」が、自分の感覚で探し当てた真実なのだと感じさせる。「友情」と「愛情」(恋情)との関係を自らに問うての答えであろうか。

 澄む秋の夜の重力反転機 阿部 圭吾

 澄みわたった秋の夜の不思議な感じを「重力反転機」で言い止めている。ただ「夜」そのものを言うのであれば、「機」は「期」の誤植ではないかとも疑う。もっとも、作者は「期」だと「夜」に被るので避けたのかもしれない。「機」の佇まいの方がバランスがいいか。

 犬の耳がピンと立って 夏
 雨が降る

 犬の耳が立っているのは、聴覚に意識を集中させているからだろう。犬も雨を聴いているか。犬の中に、作者と同じような孤独と寂しさを見つけた瞬間だろう。

 妄言ご容赦あれ。

◎西躰かずよし

世界との狭間で

 今月はこれまで以上に書くことに向かい合って作られた作品の割合が高くなったように感じた。選んでいると、口語で6文字以上35文字以内、5行以内1行15文字以内という投稿の縛りのなかにあって、短律(俳句より短いもの)、短歌、俳句、短詩(定型にこだわらないもの)と、そのルールの中で考え得るほぼ全ての方法が試されているように感じた。様々な方法には当然それぞれの表現上の制限があるのだが、それらの方法を超えていくような試みも見られた。例えば短歌のリズムで詠われているのだが、短歌という枠におさめてしまうのがはばかられるような次の作品や

  女の子いまもむかしも
  集まってかわいいになる
  あたしかわいい           走らないうさぎ

 次のように俳句のテイストを有しながら、その枠のなかにとどまらないような作品も見られた。

  花柄磔にして極刑命じる処女     折原小夜子

  誰も見ていないので耳から出した
  野分                阾邻

 これは短歌や俳句といったジャンルを超えた投稿が可能となっていることの賜物であろう。丸山真男の指摘したこの国のタコツボ型文化における長所を踏まえながらも、その弱点を超えていくような実験的で新しい試みが、投稿される皆さんの力によってなされることを期待している。
 最後に作品の中で気になったものをあげておく。
 今月は特にこの世界に存在することの違和感を詠った作品に惹かれた。

  介入できない世界のことや、
  素晴らしい女性のことを思った。  折原小夜子

  行きの電車は
  希望に向かってるようで
  私には恐ろしく思えてしまう     小雪

  いつか
  人のにおいがしない場所に 
  行きます              遊歩道

そしてその場所からの救いを求めるような姿勢にも。

  あの夜、
  あなたの中の誰かと私が
  雨のにおいで繋がった        遊歩道

  彼も私を救えなかった        小雪


◎秋亜綺羅

 35文字以内ということで、俳句や短歌の作品が多いのかと思っていたけれど、自由律が過半のようで、詩を書くわたしとしては、うれしい。
 5行以内35文字以内というのは制約ではなく、ルールだ。ルールがあるということは、ゲームとして楽しめるということだ。5行以内35文字以内という四角いリングの中で、思いきり戦える。そこが「口語詩句」の魅力だろう。
 この小さなリングは、ほんとうに小さいだろうか。
 春に始まった「口語詩句」も、最初はとまどいながら投稿していた未来の詩人たちだが、いまではもう、文字のアキや行間を利用したり、パラドックスをあたりまえのようにこなす人もいる。ナンセンスの手法も効果的だ。
 来月の総評あたりから、気に入った作品を紹介していきたいと考えている。
 一度でも投稿した人は続けてほしいし、一度も投稿したことがない人も、まだまだ間に合うので、作品を作ってほしい。
 とても楽しく読ませてもらっている。


◎中山俊一

フラットと傾き

フラット化する世界の中で傾いてゆくものがある。
そこに詩のゆらめきは存在すると思う。

放たれてまだ水平な紙飛行機

馬であったらやり過ごせた夜

合川秋穂

この紙飛行機にイノセントなものを感じるし、まだ水平なという言い回しに危なげで儚い姿を想像できる。人をフラットな状態にさせる役割として理性というものがある。狂ってしまえば楽かもしれない夜。理性を失って人でありたくない夜、馬として駆け出せなかった夜を思う。

傾きを愛と信じている秋夜

郡司和斗

勘違いした、僕もう完全に、
完全に勘違いした、
勘違いかどうか確かめに行く

折原小夜子

傾いたもの、フラットでいれなくなったものを愛と信じる夜。何かに傾いた心、それは偏りとして捉えれることもある。個人的なフラットではない感情は、勘違いと揶揄されることもある。フラットで明瞭なものにも魅力はある。しかし、傾いて狂ってしまったものの魅力。理性の部分ではないものに惹かれる。勘違いかどうか確かめに行くという言葉には、それを正当化してゆく力強さを感じる。


◎浦歌無子

 今月もたくさんの投稿があり、心して読ませていただきました。
 詩に深度があれば、読み手はその詩の内部に入ってゆくことができます。
 例えば、強い思い入れを書こうとするとき、その切実さを届かせるためには、思いが強ければ強いほど、言葉と注意深く向き合わなければなりません。
 自分の言葉を見つけ世界を読み変えることは、自分の生を生かすことにつながるのではないでしょうか。(そう信じて、私は詩を書いています。)
 これからも、心の動きや世界のありようを言葉でとらえる試み、闘いをつづけてまいりましょう。

あなたは底のほうが明るいんだね
のばしたゆびさきは目を瞑ります     吉見遥

“あなた”に触れるのをためらう繊細な“ゆびさき”。
やわらかな語りかけに惹かれます。

羊歯
はにかむ
貴方の綺麗な歯の並び
やわらかそうな言葉を選ぶ        桜望子

はにかむ様子と歯に噛んだ羊歯のみずみずしさとほろ苦さ。
二人の関係が生き生きと伝わってきます。

ねこはいい、
ねこはいいのと口々に
落とした皿などどうでもよくなる     折原小夜子

意味をとらえられないながらも、ユーモラスで言葉のリズムが楽しい1篇。

蟻ひとつ這いよる星座早見表       郡司和斗

ちいさな蟻が宇宙に飛びだしたかのような広がり。

かなしみは結局、
はりさけない胸の花束          吉見遥

かなしみや痛みを別のかたちにして差しだすこと。詩のあり方のひとつにあらためて気づかされます。

三色ボールペンの
青だけがしっている
呪文がある               青野 椰栄

呪文は自分を掬いあげる手立てとなります。
詩そのものが呪文かもしれませんね。

帰らないことはわかっている
素手で捏ね続ける
凍ったままの肉             笹生あい

こちらの指さきまで冷たくなってくるような執着の迫力を感じます。

あの夜、
あなたの中の誰かと私が
雨のにおいで繋がった          遊歩道

“あなた”ではなく“あなたの中の誰か”と“雨のにおい”で“繋が”るというはかなさがせつない。

落ちている靴下
だれも拾わないのね
みんな履いているのに
みんな拾わないのね           走らないうさぎ

いつの間に
外れた画鋲
探さずに
新しいのをまた刺し直す         走らないうさぎ

画鋲刺すときに
少しもためらわず
進んで動く右手が
こわい                 走らないうさぎ

繊細な痛覚。
ふだん見逃してしまいそうなこと、拾わなかったちいさな存在に、詩は詰まっているのかもしれません。そして、わたしたちにも“少しもためらわず進んで動”いてしまう“右手”があるのだと思わされます。

投函する
ポストに
すこし
秋を吸わせた              山田洲作

便りが運ばれる先にも思いが及びます。
鯛焼きは冷めてお前を抱いている     亀山こうき

奥行きの感じられる愛の描き方。
ドアノブを回す瞬間
世界でひとりきりだと
再確認する               小雪

世界と身体との関係に不意をつかれたような気持ちになりました。



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※投稿は、文語による作品ではなく、口語による作品のみとさせて頂けますようお願い致します。(や、かな、けり、等の切れ字は文語とさせて頂きます。)

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募集期間、募集要項等、佐々木泰樹育英会のサイトでお知らせいたします。
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一般投稿に発表の作品の中からお応募することが出来ます。
不定期でコンクールを開催いたします。コンクール毎に応募要項が変わります。
佐々木泰樹育英会のサイトで応募要項をご確認ください。

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なお、作者の作品は、作者名をクリックすることで確認して頂けます。

9)年間累計佳作数ランキング
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なお、作者の作品は、作者名をクリックすることで確認して頂けます。

10)月間投稿佳作一覧
一般投稿して頂いた作品の中からその月選者が佳作と認めた作品を掲載しております。

11)過去の作品検索
一般投稿して頂いた作品を作者名・投稿日にて検索する事が出来ます。

12)結果発表
コンクールや奨学生の選ばれた作者を発表しております。



3. 2019 年度 口語詩句新人賞 応募要領

1.応募資格 次の各号の全てに該当する者
(1) 口語による詩・アフォリズム・俳句・川柳・短歌に対する創作意欲がある方
(2) 優れた作品を通じて、文学の発展に寄与するという熱意を有する方
(3) 2019 年4 月1 日時点で大学生以上35 歳以下の方、もしくは作品創作開始(作品創作ブランクが20 年以上の場合は再開後)より10 年以内の方

2.賞金
新人賞 金100 万円
奨励賞 金10 万円
詳細は、当財団口語詩句新人賞規程によります。

3.スケジュール
一次選考:2020 年3 月2 日(月)
二次選考期間:同年3 月3 日(火)~3 月4 日(水)
二次選考通知:同年3 月4 日(水)
選考結果開示日:同年3 月25 日(水)
受賞通知書交付兼表彰式:同年3 月30 日(月)
賞金支給日:同年4 月30 日(木)
新人賞は受賞通知書の交付にて受賞者が決定されます。新人賞受賞通知書は、原則として、受賞通知書交付兼表彰式にて交付します。同授与式を欠席する場合には新人賞受賞が取り消されますので、必ずご出席ください。

4.作品要領
・詩性を表現しようとした作品
・口語による作品
・1 点につき、6 文字以上、35 文字以内
・漢字1 文字は1 文字とする(読みがな文字数ではない)
・5 行以内とし、1 行15 文字以内
・句読点、分かち書き、行を空けることを可(空白行も1 行)
・なんらかの賞を受賞された作品は対象外とします
※投稿は、文語による作品ではなく、口語による作品のみとさせて頂けますようお願い致します。
(や、かな、けり、等の切れ字は文語とさせて頂きます。)

5.応募方法
①2019 年2 月20 日~2020 年2 月末日の期間中に作品を当財団運営の口語詩句投稿サイト72h
(http://kougoshiku-toukou.com)に継続的に計36 作品以上投稿された方の中から一次選考させて頂きます。
注意事項
・1 名につき複数応募は出来ません。
・なんらかの賞を受賞された作品は選考対象外とします。
・選考作品チェックで他作家の既発表作品との類似性が認められた場合、選考対象外となる場合があります。
・上記につき、後日かかる事由が判明した場合、選考対象外となり、賞金は返還して頂きます。
②二次選考通過者で受賞を希望される方は、二次選考通知確認後、2020 年3 月16 日(月)までに下記(1)~(4)の書類を当財団宛(jimukyoku@sasakitaijuikueikai.or.jp)にEメール添付にて提出して下さい。
(1) 当財団が指定する申込書
(2) 住民票記載事項証明書(本籍地記載、個人番号非記載)
(3) 大学生の場合は在学証明書
(4) 証明写真(縦36-40mm☓横24-30mm、縦横比率4:3)
※書類応募にあたっての注意事項
・応募方法と書式・様式が異なる応募書類は選考対象外とさせて頂きます。
・応募前に、当財団WEBサイトに掲載している「口語詩句新人賞に関する規程」(「口語詩句新人賞規程」という)を必ずお読みください。口語詩句新人賞規程を承諾の上応募下さい。
・受賞された場合、当財団から提示する誓約書を提出して頂きます。
当財団は、氏名、学歴(最終在籍)、年齢、プロフィール写真または動画(当財団にて撮影)、出身地(都道府県及び郡市区まで)、現住所(都道府県及び郡市区まで)、作品、受賞歴等を当財団WEB サイト(http://sasakitaijuikueikai.or.jp/)に公開することができるものとします。
・応募頂いた作品の著作権は作者に帰属しますが、当財団にて作品集の出版等で作品使用を行う場合、当財団に対する著作権使用料を予め免除するものとします。
・受賞者は、当財団事務局の指示に従い、必要な手続等は怠りなく行い、当財団にて開催するイベント等には原則として参加して頂きます。
・応募者の個人情報は、法令の定めるところに従い、適正な取扱を行います。
・ご提出いただいた応募書類は返却しません。
③二次選考通過者で受賞を希望されない方は、前項の(1)~(4)の書類は不要となりますが、ペンネームと作品は口語詩句投稿サイト72h に掲載させて頂きます。なお、掲載を希望されない方はメールにてご連絡下さい。

6.選考方法
書類選考のみ。
口語詩句投稿サイト72h 佳作一覧(月次)に3回以上選出された方は無条件で一次選考通過とします。
ほか、佳作一覧に選出歴のある方のなかから一次選考者を選考します。
・選考委員(読みがな順・敬称略) 秋亜綺羅(詩人・日本現代詩人会前理事長)、浦歌無子(詩人)、中山俊一(歌人。映画監督。脚本家。)、西躰かずよし(俳人・鬣TATEGAMI 同人)、林桂(俳人・鬣TATEGAMI 代表同人)、ほか

7.後援  現代俳句協会
     株式会社思潮社

8.選考結果通知方法
選考結果は当財団WEB サイト(http://sasakitaijuikueikai.or.jp)にて発表します。
※選考理由については開示しません。

9.お問合せ先・応募書類提出先メールアドレス
一般財団法人佐々木泰樹育英会 事務局 担当:羽部浩志
Mail:jimukyoku@sasakitaijuikueikai.or.jp
※応募書類はメール添付にて提出して下さい。※電話でのお問合せは受け付けておりません。
〒104-6591 東京都中央区明石町8 番1 号 聖路加タワー40 階
©2019 佐々木泰樹育英会



4. 一般財団法人佐々木泰樹育英会 2020年度前期 口語詩句学生奨学金応募要領

1.資格 日本国籍を有し、日本国内の小学校・中学校(中等教育学校を含む・以下同じ)・高等学校(高等専門学校を含む・以下同じ)・大学(大学院を含む・以下同じ)に在籍もしくは2020年4月より進学予定の学生(通信教育生は除く)であって、次の各号の全てに該当する者
(1) 口語による詩・アフォリズム・俳句・川柳・短歌に対する創作意欲がある方
(2) 優れた作品を通じて、文学の発展に寄与するという熱意を有する方
(3) 2020年4月1日時点で28才以下の方

2.給付金額
小学生 年額3万円(月割・給付型)
中学生 年額5万円(月割・給付型)
高校生 年額10万円(月割・給付型)
大学生 年額50万円(月割・給付型)
当財団の奨学金は給付型であり、奨学金給付規程第9条第2号、同条第3号、第4号又は第6号の各規定に該当する場合を除き、原則として、返済義務を負いません。

3.スケジュール
口語詩句投稿期間:2019年4月~2020年2月
奨学生応募期間:2020年2月1日(土)~2月29日(土)
一次選考期間:同年3月1日(日)~3月16日(月)
一次選考通知:同年3月16日(月)
選考会議:同年3月23日(月)
選考結果仮採用決定開示日:同年3月25日(水)
奨学金給付通知授与日:同年3月30日(月)
初回支給日:同年4月30日(木)
※奨学金給付通知書の交付により、奨学生が決定されます。奨学金給付通知書は、大学生においては、原則として奨学金給付通知授与式(兼交流食事会)にて交付します。同授与式を欠席する場合には奨学生の採用が取り消されますので、必ずご出席ください。小学生・中学生・高校生は郵送にて送付します。

4.応募方法
①作品投稿 当財団運営の口語詩句投稿サイト72h(http://kougoshiku-toukou.com)より作品投稿。
口語詩句投稿期間(2019年4月~2020年2月)中に60点以上定期的に継続投稿された作品のなかから、以下の点数を応募作品として投稿して頂きます。
②応募作品 下記の点数とします。高校生以上は題名記載のうえ一編とすること。複数編応募は認められません(すべての応募について選考対象外となります)。
小学生 3点
中学生 3点
高校生 5点(題名記載)
大学生 5点(題名記載)
③作品要領
・詩性を表現しようとした作品
・口語による作品とします
・1点につき、6文字以上、35文字以内とする
・漢字1 文字は1 文字とする(読みがな文字数ではない)
・5行以内とし、1行15文字以内とする
・句読点、分かち書き、行を空けることを可とする(空白の行も1 行とします)
・なんらかの賞を受賞された作品は対象外とします
※ 投稿は、文語による作品ではなく、口語による作品のみとさせて頂けますようお願い致します。(や、かな、けり、等の切れ字は文語とさせて頂きます。)
④作品注意事項:全国商業誌に掲載された作品及びなんらかの賞を受賞された作品は対象外です。
また、選考作品チェックで他作家の既発表作品との類似性が認められた場合、選考対象外となる場合があります。これらにつき、後日当該事由が判明した場合、選考対象外となり、支給済奨学金は返還して頂きます。
⑤一次選考者 2020年3月16日(月)までに当財団事務局より応募者登録メールアドレス宛に下記(1)~(5))を当財団宛(jimukyoku@sasakitaijuikueikai.or.jp)にE メール添付にて提出
(1) 当財団が指定する申込書
(2) 住民票記載事項証明書(個人番号が記載されていないものに限る。)
(3) 在学証明書(2020年4月より進学等で在籍教育機関が変更となる場合、入学予定の教育機関の発行する入学許可書を応募時点でご提出のうえ、奨学生となった場合に追完手続を要します。)
(4) 創作活動に関する受賞歴がある場合にはそれを疎明する資料の写し
(5) 証明写真(縦36-40mm☓横24-30mm、縦横比率4:3)
⑥応募にあたっての注意事項
・応募方法と書式・様式が異なる応募書類は選考対象外とさせて頂きます。
・応募前に、当財団WEBサイトに掲載している「口語詩句学生に対する奨学金給付に関する規程」を必ずお読みください。
・奨学生に採用された場合は、当財団から提示する誓約書及び保護者承諾書(18歳未満の応募者のみ)を提出して頂きます。当財団は、氏名、学歴(最終在籍)、年齢、プロフィール写真または動画(当財団にて撮影)、出身地(都道府県及び郡市区まで)、現住所(都道府県及び郡市区まで)、作品、受賞歴等を当財団WEB サイト(http://sasakitaijuikueikai.or.jp/)に公開することができるものとします。
・応募頂いた作品の著作権は作者に帰属しますが、当財団にて作品集の出版等で作品使用を行う場合、当財団に対する著作権使用料を予め免除するものとします。
・奨学生は、当財団事務局の指示に従い、必要な手続等は怠りなく行い、当財団にて開催するイベント等には原則として参加して頂きます。
・応募者の個人情報は、法令の定めるところに従い、適正な取扱を行います。
・ご提出いただいた応募書類は返却しません。

5.給付期間
2020年4月から1年間(当財団指定の投稿サイトへの定期投稿をしなければいけない) 定期投稿は、小中学生月1点以上、高大学生月2点以上とします。

6.募集人数
小学生最大30名 中学生最大20名 高校生最大10名 大学生最大5名

7.選考方法
書類選考のみ。

8.選考結果通知方法
選考結果は当財団WEB サイト(http://sasakitaijuikueikai.or.jp)にて発表します。
※選考理由については開示しません。

9.お問合せ先・応募書類提出先メールアドレス
一般財団法人佐々木泰樹育英会 事務局 担当:羽部浩志
Mail:jimukyoku@sasakitaijuikueikai.or.jp
※応募書類はメール添付にて提出して下さい。※電話でのお問合せは受け付けておりません。
〒104-6591 東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー40階(トゥループロパティマネジメント株式会社内)
©2019 佐々木泰樹育英会