ご挨拶 - なぜ口語なのか

 自らを言語で表現しようとする時、それは自らが考えるときの言語でなければならない。言語がなく考えることはできない。考えるときの言語は物心ついたころから口語である。フランス語で考える人はフランス語、英語で考える人は英語での表現が本来である。言語には、匂い、臭い、湿度、温度、体温、生理、憎しみ、悲しみ、生い立ち、先祖、社会、その人を存在させるに至ったすべてが内包されている。ですから、口語の品詞による、詩、俳句、短歌、川柳、アフォリズム、を提案したい。ご自身のサーバーとして一般投稿のみのご利用の方も、新人賞、奨学生をお考えの方もふるってご投稿戴けますようお願いいたします。


目次
1. 選者総評
 1)2019年10月選者総評
 2)2019年9月選者総評
 3)2019年8月選者総評
2. サイト概要
 1) サイト閲覧のみの方
 2)会員登録なさる方
 3)一般投稿なさる方
 4)奨学生投稿なさる方
 5)コンクール投稿なさる方
 6)月間投稿ランキング
 7)年間累計投稿ランキング
 8)月間佳作数ランキング
 9)年間累計佳作数ランキング
 10)月間投稿佳作一覧
 11)過去の作品検索
 12)結果発表
3. 2019年度 口語詩句新人賞 応募要領
4. 一般財団法人佐々木泰樹育英会 2020年度前期 口語詩句学生奨学金応募要領

1. 選者総評(提出順)
1)2019年10月選者総評(提出順)
○林 桂
十月の総評に代えて——印象の十編

 青嵐雲の匂いの犬を抱く       佐藤  廉

 金子兜太の「青年鹿を愛せり嵐の斜面にて」を想起した。しかし、現在の青年の愛するのは犬であり、雲の匂いをさせている。青嵐の中とはいえ、穏やかな青年像である。兜太の昭和三十年代とは自ずから違う時代が刻印されている。

 かなしみは結局、 吉見  遙
 はりさけない胸の花束

 「はりさけない」の表現を深いと思う。「胸がはり裂ける」は一般的に深い悲しみを表すが、しかし、胸ははり裂けてはくれない。はり裂けてくれたらどんなに楽か。ここでの「はりさけない」は、はり裂ける以上の悲しみを言っている。

 院内から見た陽射し 山田 洲作

 ぼくの名が呼ばれるまで

 透き通っていた光

 患者としての名前を呼ばれるまでの一瞬の心のたゆたい。「陽射し」と「透き通っていた光」の呼応。「陽射し」は外にあり、「透き通っていた光」は心の中にある。

 伯母の俵形おにぎり 遊歩道
 ごま塩すこし、3つ並んで
 母がいないのも忘れてた

 伯母に作ってもらったおにぎりの思い出。「母がいないのも忘れてた」に深入りしてはいけないドラマの入口を感じさせる。

 桜。
 マンモス、が、要る かたくちいわし
 マンモス、の、散る

 意味で追うと分からなくなるが、「が」「の」の助詞の拘りに惹かれる。今まで見て来た中でも最も美しい助詞のような気がしてくる。美しい助詞を演出するために選ばれた美しい詩の言葉。「が」も「の」も同じ意味の格助詞だが、「の」の方が古語的である。

 粘土をこねている。 有本たける

 家のなかで台風が過ぎるのを
 待つのは
 そんな気持ちだった

 「粘土をこねている。」の比喩に惹かれた。粘土細工を始める前の心の様が、台風下の不安な様に似ているとは思ってもみないことだったので。

 捨て猫の前にしゃがんで 後人
 雨傘を傾けた日から
 降り続く雨

 雨の続く日の起点を、捨て猫との邂逅以来とする。それは心にも雨が降り始めた瞬間だったからだろう。住宅顕信の「ずぶぬれて犬ころ」を連想する。

 愛、友達の延長線じゃないっぽい 夏

 「じゃないっぽい」が、自分の感覚で探し当てた真実なのだと感じさせる。「友情」と「愛情」(恋情)との関係を自らに問うての答えであろうか。

 澄む秋の夜の重力反転機 阿部 圭吾

 澄みわたった秋の夜の不思議な感じを「重力反転機」で言い止めている。ただ「夜」そのものを言うのであれば、「機」は「期」の誤植ではないかとも疑う。もっとも、作者は「期」だと「夜」に被るので避けたのかもしれない。「機」の佇まいの方がバランスがいいか。

 犬の耳がピンと立って 夏
 雨が降る

 犬の耳が立っているのは、聴覚に意識を集中させているからだろう。犬も雨を聴いているか。犬の中に、作者と同じような孤独と寂しさを見つけた瞬間だろう。

 妄言ご容赦あれ。

○西躰かずよし
世界との狭間で

 今月はこれまで以上に書くことに向かい合って作られた作品の割合が高くなったように感じた。選んでいると、口語で6文字以上35文字以内、5行以内1行15文字以内という投稿の縛りのなかにあって、短律(俳句より短いもの)、短歌、俳句、短詩(定型にこだわらないもの)と、そのルールの中で考え得るほぼ全ての方法が試されているように感じた。様々な方法には当然それぞれの表現上の制限があるのだが、それらの方法を超えていくような試みも見られた。例えば短歌のリズムで詠われているのだが、短歌という枠におさめてしまうのがはばかられるような次の作品や

  女の子いまもむかしも
  集まってかわいいになる
  あたしかわいい           走らないうさぎ

 次のように俳句のテイストを有しながら、その枠のなかにとどまらないような作品も見られた。

  花柄磔にして極刑命じる処女     折原小夜子

  誰も見ていないので耳から出した
  野分                阾邻

 これは短歌や俳句といったジャンルを超えた投稿が可能となっていることの賜物であろう。丸山真男の指摘したこの国のタコツボ型文化における長所を踏まえながらも、その弱点を超えていくような実験的で新しい試みが、投稿される皆さんの力によってなされることを期待している。
 最後に作品の中で気になったものをあげておく。
 今月は特にこの世界に存在することの違和感を詠った作品に惹かれた。

  介入できない世界のことや、
  素晴らしい女性のことを思った。  折原小夜子

  行きの電車は
  希望に向かってるようで
  私には恐ろしく思えてしまう     小雪

  いつか
  人のにおいがしない場所に 
  行きます              遊歩道

そしてその場所からの救いを求めるような姿勢にも。

  あの夜、
  あなたの中の誰かと私が
  雨のにおいで繋がった        遊歩道

  彼も私を救えなかった        小雪

○秋亜綺羅
 35文字以内ということで、俳句や短歌の作品が多いのかと思っていたけれど、自由律が過半のようで、詩を書くわたしとしては、うれしい。
 5行以内35文字以内というのは制約ではなく、ルールだ。ルールがあるということは、ゲームとして楽しめるということだ。5行以内35文字以内という四角いリングの中で、思いきり戦える。そこが「口語詩句」の魅力だろう。
 この小さなリングは、ほんとうに小さいだろうか。
 春に始まった「口語詩句」も、最初はとまどいながら投稿していた未来の詩人たちだが、いまではもう、文字のアキや行間を利用したり、パラドックスをあたりまえのようにこなす人もいる。ナンセンスの手法も効果的だ。
 来月の総評あたりから、気に入った作品を紹介していきたいと考えている。
 一度でも投稿した人は続けてほしいし、一度も投稿したことがない人も、まだまだ間に合うので、作品を作ってほしい。
 とても楽しく読ませてもらっている。

○中山俊一
フラットと傾き

フラット化する世界の中で傾いてゆくものがある。
そこに詩のゆらめきは存在すると思う。

放たれてまだ水平な紙飛行機

馬であったらやり過ごせた夜

合川秋穂

この紙飛行機にイノセントなものを感じるし、まだ水平なという言い回しに危なげで儚い姿を想像できる。人をフラットな状態にさせる役割として理性というものがある。狂ってしまえば楽かもしれない夜。理性を失って人でありたくない夜、馬として駆け出せなかった夜を思う。

傾きを愛と信じている秋夜

郡司和斗

勘違いした、僕もう完全に、
完全に勘違いした、
勘違いかどうか確かめに行く

折原小夜子

傾いたもの、フラットでいれなくなったものを愛と信じる夜。何かに傾いた心、それは偏りとして捉えれることもある。個人的なフラットではない感情は、勘違いと揶揄されることもある。フラットで明瞭なものにも魅力はある。しかし、傾いて狂ってしまったものの魅力。理性の部分ではないものに惹かれる。勘違いかどうか確かめに行くという言葉には、それを正当化してゆく力強さを感じる。

○浦歌無子
 今月もたくさんの投稿があり、心して読ませていただきました。
 詩に深度があれば、読み手はその詩の内部に入ってゆくことができます。
 例えば、強い思い入れを書こうとするとき、その切実さを届かせるためには、思いが強ければ強いほど、言葉と注意深く向き合わなければなりません。
 自分の言葉を見つけ世界を読み変えることは、自分の生を生かすことにつながるのではないでしょうか。(そう信じて、私は詩を書いています。)
 これからも、心の動きや世界のありようを言葉でとらえる試み、闘いをつづけてまいりましょう。

あなたは底のほうが明るいんだね
のばしたゆびさきは目を瞑ります     吉見遥

“あなた”に触れるのをためらう繊細な“ゆびさき”。
やわらかな語りかけに惹かれます。

羊歯
はにかむ
貴方の綺麗な歯の並び
やわらかそうな言葉を選ぶ        桜望子

はにかむ様子と歯に噛んだ羊歯のみずみずしさとほろ苦さ。
二人の関係が生き生きと伝わってきます。

ねこはいい、
ねこはいいのと口々に
落とした皿などどうでもよくなる     折原小夜子

意味をとらえられないながらも、ユーモラスで言葉のリズムが楽しい1篇。

蟻ひとつ這いよる星座早見表       郡司和斗

ちいさな蟻が宇宙に飛びだしたかのような広がり。

かなしみは結局、
はりさけない胸の花束          吉見遥

かなしみや痛みを別のかたちにして差しだすこと。詩のあり方のひとつにあらためて気づかされます。

三色ボールペンの
青だけがしっている
呪文がある               青野 椰栄

呪文は自分を掬いあげる手立てとなります。
詩そのものが呪文かもしれませんね。

帰らないことはわかっている
素手で捏ね続ける
凍ったままの肉             笹生あい

こちらの指さきまで冷たくなってくるような執着の迫力を感じます。

あの夜、
あなたの中の誰かと私が
雨のにおいで繋がった          遊歩道

“あなた”ではなく“あなたの中の誰か”と“雨のにおい”で“繋が”るというはかなさがせつない。

落ちている靴下
だれも拾わないのね
みんな履いているのに
みんな拾わないのね           走らないうさぎ

いつの間に
外れた画鋲
探さずに
新しいのをまた刺し直す         走らないうさぎ

画鋲刺すときに
少しもためらわず
進んで動く右手が
こわい                 走らないうさぎ

繊細な痛覚。
ふだん見逃してしまいそうなこと、拾わなかったちいさな存在に、詩は詰まっているのかもしれません。そして、わたしたちにも“少しもためらわず進んで動”いてしまう“右手”があるのだと思わされます。

投函する
ポストに
すこし
秋を吸わせた              山田洲作

便りが運ばれる先にも思いが及びます。
鯛焼きは冷めてお前を抱いている     亀山こうき

奥行きの感じられる愛の描き方。
ドアノブを回す瞬間
世界でひとりきりだと
再確認する               小雪

世界と身体との関係に不意をつかれたような気持ちになりました。


2) 2019年9月選者総評(提出順)
○西躰かずよし
 先月にもまして多くの応募がありました。そして先月にもまして書くことへのこだわりが垣間見える作品が多くありました。
 特に印象的だったものをあげておきます。

  ハンバーグ今あたし
  お母さんに
  とっても会いたい          走らないうさぎ

 今は亡きお母さんのことを詠ったものでしょうか。心に残りました。

  鈴虫の羽のあたりに夜がくる     群司 和斗

 定型でありながら、一行詩とも読める作品で、夜の沈黙がこちらまで伝わってきました。

  夕焼けの存在を支える存在
  その美しい関係に気づく人
  手がかり。美への。         小雪

 非常に緊張感のある文体で、日本的叙情を超えた、例えばトランストロンメルやパウル・ツェランの短詩にもつうじるような、言語そのもので構成される世界というものを感じました。

  ぼんねっとに
  ゆきもじ
  ゆびを
  ください              島尾 年雄 
  
 最後に、すべてかな表記のこの作品は、言葉の鮮度の高い、訴える力のある作品だと思いました。
 これからも皆さんの作品に期待しています。

○林 桂
 所与の五行以内三十五文字の定型は、表現を磨くための器である。F1のレギュレーションが技術を磨き出すものであるのと同じように、行き届いた眼を利かせて優れた詩の言葉を出現させて欲しい。
 俳句を書き始めた十代の頃、たいした苦労もなく多作できた。そこから一月ごとに三十句を自選(今から思えば大甘だが)し、清書していた。読みなおして、満足できる作品を遺すという思いはあったのである。出来た瞬間は、凄い傑作が書けたように感じても、一週間後の眼で見ると、自己嫌悪するような作品に変わってしまうという経験は持っていたのである。
 そのころ読んだ一冊の俳句の本で、プロの作品推敲の様を知って衝撃を受けた。金子兜太が、「強し青年干潟に玉腐る日も」の想像を絶する長い推敲過程を明かしていた。一度出来たと思ったものに推敲の筆を入れるのは思いの外難しい。自分が出来ていないことを知った瞬間である。ちなみに、山口誓子は作品を一年寝かせて発表していたという記事を読んだことがある。真偽のほどは分からないが、厳しく自作を練った作家の伝説としても、尤もらしい真実味がある。兜太、誓子とも生涯そのように書いたとは思わないが、自分の世界、文体を持つまでには、それ相応の努力があったには違いない。
 九月になって相聞の世界を扱った作品が多くなったと感じる。二人称「君(あなた)」と、「我(作中一人称)」の対幻想の世界である。しかし、あなたと私の世界を、詩歌にするということは、完結した二人の世界を第三者に晒すという行為に他ならない。二人の世界で完結する恋情であれば、二人の間での私的な言葉のやりとりで済む。やはり、それを詩歌として第三者に晒すのであれば、そこに何らかの方法と書き方が用意されなければならない。
 与謝野晶子の『みだれ髪』が新たに文庫本かされたのを機会に、高校生以来の読み返しをした。高校のときの印象とは違って難解な尖った表現が多くあるのに驚いた。そう気付いて見ると、「その子二十歳櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」にしても、「その子」は晶子自身であると学校などで教えられるが、ならなぜ「われは二十歳」ではないのかは教えない。ここには「われ」を三人称の「その子」に置き換えた晶子の詩歌の方法が隠されているだろう。「柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君」にしても、句末の「君」で二人称への言葉として完結するが、その道行きの「柔肌の熱き血潮に触れもみで」は、明らかに読者へ向けての詩歌のコメントである。実際にここまでをセットにして「君」に言葉を贈っったら、贈られた「君」は戸惑うに違いない。
 詩歌の言葉の計算が真っ先に読者に感じとられてしまうのは、計算ミスというべきだが、隠れた計算がないのも、詩歌の言葉になりきれないだろう。
 そこで、推敲が必要だが、どのようにするのかは一様ではない。そこが新鮮な言葉が生まれてくる可能性のある場であろう。
 最後に、九月で印象に残った作品を記す。
 *
忘れられない赤ちゃんを食べた夢 折原小夜子
 *
ペンギンの夢を見ていた昼下がり
なんとなく始まる夏休み 佐藤廉
 *
ペンギンが好きだという友人が
よく電話をかけてくる

秋 山田洲作
 *
秋めいてこんな
夜更けのたまご焼き 郡司和斗
 *
暗い部屋で

冷蔵庫のカルピスを飲む
冷蔵庫の光を飲んでるみたいだ 山田洲作
 *
ジャム舐めきって
手持ちぶさたの三連休 霧島ほなみ
 *
やわらかい風に身をまかせる
テスト終わりの秋の先端 林檎
 *
この夕は風が狐の毛を撫でている 山田洲作
 *
家族
パスタを目分量で茹でる生活     山田洲作

 選考は無記名のページで行う。九月の佳作推薦の一覧も無記名で、それを印字したものから抜き、後で作者名と照合して右の抄出を得た。山田氏の作品が多いことに驚いている。選出は選者の嗜好もあるだろうが、九月は山田氏が好調な月だったのであろうと改めて思った次第である。

○秋亜綺羅
15×5のマスに35個以内の口語の文字を置くというのがルール。
アフォリズムも見逃さないように注意しているつもりだ。

 こころ

 見えないのに
 痛いね

とか、

 死にたいな
 背中合わせの
 行きたいな

 など、文学としては弱いかもしれないが、本質を突いている。
また、短い詩句なのに、レトリックを巧みに使う人が増えてきている。「暗喩」や「直喩」は文学にとってはすこし古すぎる感があって、傑作が少ない。論理としての「矛盾」とか「逆説」、それに「ナンセンス」の手法には新鮮なものが多い。

 蝶のように舞う
 蛾として生きる

とか、

 「いとをかし」を
 口語に翻訳すると、
 「マジヤバイ」

とか、

 宇宙人に聞かねばならない
 他の惑星では
 正義は勝つのか勝たないのかを。

 と、ユーモアが含まれると、ことばが開かれてきて、読むのが楽しくなる。「おじさん」シリーズや、「~したい」シリーズも読ませてくれる。ほかにも大笑いできる素敵な詩があふれている。ぜひ投稿を続けてほしい。

○浦歌無子
 月を追うごとに投稿数も増え、皆さんの熱意を頼もしく感じています。
 記憶の底をなでられる作品、心がしんと落ち着く作品、痛みが突き刺さる作品、謎を解きたくなる作品、思わず笑みがこぼれてしまう作品、はっと目を開かされる作品など、さまざまに心を動かされる作品がありました。
 詩歌の言葉としては、少し強度が足りないと思いながらも、書かれていないところに想像力を膨らませることができるもの、時間や空間の広がりを感じられるものなど、なんらかの“その先”、を感じられるものは、今後に期待して佳作にしているものもあります。
 一方で、生きてゆく上での闘いが垣間見られたり、祈りのような思いに共感できたりしても、詩歌の作品として言葉が立ち上がっていないと感じられ、選べなかったものもあります。
 読み手に届き、世界に響くよう、丁寧に言葉を吟味し、時間を置いてもう一度作品を読み返し推敲を重ねるなど、真摯に言葉と向き合うことを続けてほしいと思います。
 特に印象深かった作品を以下に記します。

放置自転車はしゃべらない


高架橋の下はみずうみだ     山田洲作

「高架橋の下」の「みずうみ」が「放置自転車」だけが知っているひそやかな秘密のように響いてきました。

梨の後味が消えない


開花していくわたしの歯ブラシ  山田洲作

「梨の後味」が「歯ブラシ」を「開花」させていくという感覚の新鮮さ。

柿を剥く妻は私がわからない   亀山こうき

「柿を剥く」という日常の行為と生きる哀しみの結びつき。

月明り私と死ねと囁かれ     亀山こうき

静かだけれど劇的な感じに惹かれます。

ハンバーグ今あたし
お母さんに
とっても会いたい        走らないうさぎ

生活のなかのふとした瞬間に訪れる切実な感情。

亀山こうきさんと走らないうさぎさんのこちらの2作品は、ともに冒頭に置かれた「月明かり」「ハンバーグ」によって、詩が深まっています。

鈴虫の羽のあたりに夜がくる   郡司和斗

鈴虫の羽を震わせる音と夜が重なる繊細な美しさを感じました。

やわらかい風に身をまかせる
テスト終わりの秋の先端     林檎

みずみずしい解放感。

ぼんねっとに
ゆきもじ
ゆびを
ください            島尾 年雄

清らかさと大胆さを同時に感じる魅力的な1篇。

無記名の身体に颱風が来る    大橋 弘典

「颱風」の衝撃の伝え方に新しさを感じました。

泣きながら手を洗う
親の言葉ひとつも落ちない    折原小夜子

「手を洗う」ことと「親の言葉」をつなげる細やかな感性。
生きることのままならなさが鮮やかに浮かび上がってきます。

○中山俊一
八月は夏の高揚感を感じる非日常的な歌が多かったが、九月になって生活感を感じる詩歌が増えたように思う。その中から食べ物にまつわるもので佳作として選んだものを挙げたい。

お母さんのいない日
棚のバナナから
完璧な一本を選んだ  佐藤廉

ハンバーグ今あたし
お母さんに
とっても会いたい   走らないうさぎ

フィナーレ

お弁当屋さんの
自動ドアが開くときにも
海は寄せたり返したりだ 山田洲作

人間にとっての食事は他の動物に比べると、途轍もなく呑気な時間に思う。生きるために食って、食うために生きる。そこには何らかの死が存在する。こういった狩猟本能は暮らしの中に眠っている。狩猟をしない僕らにとって死は隠されたものになっている。完璧な一本のバナナやハンバーグから、不在が《在る》ということを感じる。また弁当を選ぶのどかな時間の背後にも、せわしない海が広がっているのだ。

最後に、今後の作品への期待を込めて佳作に入れた作品を挙げる。少し拙い部分はあるが、良いなと思った詩歌である。

手を振ったら
ひんやりした
生きているって感覚    そうだ

缶コーヒーひとつぶんのデート    夏

3)2019年8月選者総評(提出順)
○林 桂
 投稿数も増え、俄にレベルも向上してきた。「口語詩句」という緩やかな枠組みの定型詩歌に、少しずつ実が入り、形が現れてきているように感じる。俳句や短歌や短詩をベースにしならが、それを止揚する形での独自の世界を、投稿の皆でどのように構築するのか、楽しみに見届けたい。競い合って開ける作品世界を期待したい。
 月間の投稿数のランキングが示され、佳作数が示されれば、数を競いたくなるのは誰しも同じだろう。しかし、何より自身の表現として納得のいくのものを見つめ続けて欲しい。その結果としての旺盛な創作はいつでも歓迎したい。
 印象に残った作品を以下に引いておきたい。
  *
左利きのひと増えてきて秋の雨   郡司 和斗
  *
ああやはり赤ちゃんが欲しい
叩きつけたら死ぬ何かが欲しい   折原小夜子
  *
犬ではない。
半透明じゃないからね       暮田 真名
  *
耳かきの白いふさふさ
だれもが飛翔願望もつ証拠     霧島ほなみ
  *
ガーリックバターライスに
なるために
暗闇の中
パセリは濡れる          たかせ
  *
全部どうでもよくなった夜
チョコレートの銀紙で
世界をくるむ           真島
  *
秋隣わたしも0っぽくなって    大橋 弘典
  *
自転車のギアを変えそこ
ねたような前蹴りばかり
ドミノ下手だし          高良 真実
  *
八月にホタルブクロを通過する   暮田 真名
  *
値引きのトマト
傷口から夏の匂い隠せない     青野 椰栄
  *
鳥も歩く 翼では行けない場所へ  合川 秋穂
  *

つり革の円に心が泳いでる     山田 洲作

○西躰かずよし
 1000を超える作品の応募がありました。
 これまでの枠にとらわれない作品、意欲的で熱のこもった作品がありました。
 短歌、俳句、詩といったしばりがないからなのかもしれません。ここではじめて出会う表現(コピーライティングの手法はもちろん8月にはなかったかもしれませんがラップやPOPSのリズムを意識した作品)もありました。
 今回応募いただいた中で特に印象に残ったものとして、たとえば次の作品はその鋭敏な感覚の表現に感心しました。

   つめたい海 さわったとき
   いきもの に なった気がした       岩波

 また定型でみずみずしい感性が感じ取れる作品もありました。

   天の川わたしの二十年あげる        郡司 和斗
   るらりらと竹久夢二の顔が言う       折原 小夜子

 その他、独自の表現や新たな表現への模索のあとが垣間見える作品もありました。

   荒野 の
   体温 として
   雨の 狂詩曲               島尾 年雄

   自殺してまた戻ってくる
             夕日
      あざみ野              阾邻

   A君のその中にいるB君の
   そのまた中にA君がいる          有本 たける

 あと、作者名を確認して驚いたのですが、たとえば折原小夜子さんのように俳句の定型も短詩も垣根なく書いておられる方がいらっしゃったということです。より高くより深い表現を求めて、常に新しい表現方法を模索していく必要性があるのではないかということを改めて考えさせられました。
 なお、私は選んだ作品はなるべくコメントをつけるようにしていますが、選外の作品についても少しコメントさせていただきます。とても良い作品なのに、説明のしすぎで惜しいと思うものがいくつかありました。また、定型も含めたいろんな表現方法を試せば、もっとすごい作品になるのではないかと思えるものがいくつかありました。
 最後にみなさん、みなさんのなかに必然性がある限り、選ばれても選ばれなくても書き続けてください。
 私もまた長い間、選ばれることのない場所で書き続けてきた者です。
 これからもみなさんの新たな表現を待っています。

○中山俊一
 8月になり、ここ最近は投稿作品も充実してきた。夏ということもあって他の月に比べると明るく、生命力に満ちた詩が数多くあった。

鳥も歩く 翼では行けない場所へ  合川 秋穂

自殺してまた戻ってくる
         夕日
   あざみ野          阾邻 

 夏の強い陽射しと色濃く落ちる影を感じる二つの作品。生死のコントラストが力強く、そして美しく表現されている。今後も、口語詩句という自由な枠組みの中で、のびのびとした作品に出会えることを期待している。

○秋亜綺羅
 毎月、楽しく読ませてもらっている。ことばは、自分だけの秘密基地を作るための道具になる。15×5のマスに35個以内の文字を置くというのがルールなので、囲碁のように文字で自分の陣地を作ることができる。1行目から書く必要もなければ、1文字目から書く必要もない。
 もちろん従来の俳句も短歌も、このルールの範囲に当てはまるけれど、たとえば季語がなかったりとか、重複しているとかを、わたしは減点の対象にしていない。新たな文学の境地として、新鮮な発見と想像力で跳躍、飛躍、破綻を作り出してくれればそれでいい。
 わたしは俳句の専門でないので詳しくないが、まず季語辞典から自分が使ったことのないことばをひとつ取り出して、それに肉づけされていくような作品は好きになれない。俳句、短歌をやっていると思われるひとで、とても素敵な発想であるのに、一部に文語があるために「選外」としたものもあり、惜しい。
 それから、オチというか最後の1行がなければ「佳作」なのに……という作品も多かった。35文字を十分使ってもらいたいけれど、余計な文字が全体を壊してしまうこともある。
 難解な方法論の試みをする人もいて、歓迎したい。ただその難解さが、レトリックを不自由にしてしまわないように気をつけよう。
 また、35文字以内という制限があるためか、ひらめきをひとつだけ書いてくるひとがいるのだが、文学としては弱い。ひらめきとひらめきとの間の接着剤こそが文学なのだ。短いけれどひとつの作品を、時間をかけて作りあげよう。
 全般に毎月、作品がすこしずつ深くなり、それが開かれてきて、明るく描かれてきていてうれしくなる。「選外」といっても「佳作」と紙一重のものも多い。ぜひ投稿を続けてほしい。



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なお、作者の作品は、作者名をクリックすることで確認して頂けます。

10)月間投稿佳作一覧
一般投稿して頂いた作品の中からその月選者が佳作と認めた作品を掲載しております。

11)過去の作品検索
一般投稿して頂いた作品を作者名・投稿日にて検索する事が出来ます。

12)結果発表
コンクールや奨学生の選ばれた作者を発表しております。



3. 2019 年度 口語詩句新人賞 応募要領

1.応募資格 次の各号の全てに該当する者
(1) 口語による詩・アフォリズム・俳句・川柳・短歌に対する創作意欲がある方
(2) 優れた作品を通じて、文学の発展に寄与するという熱意を有する方
(3) 2019 年4 月1 日時点で大学生以上35 歳以下の方、もしくは作品創作開始(作品創作ブランクが20 年以上の場合は再開後)より10 年以内の方

2.賞金
新人賞 金100 万円
奨励賞 金10 万円
詳細は、当財団口語詩句新人賞規程によります。

3.スケジュール
一次選考:2020 年3 月2 日(月)
二次選考期間:同年3 月3 日(火)~3 月4 日(水)
二次選考通知:同年3 月4 日(水)
選考結果開示日:同年3 月25 日(水)
受賞通知書交付兼表彰式:同年3 月30 日(月)
賞金支給日:同年4 月30 日(木)
新人賞は受賞通知書の交付にて受賞者が決定されます。新人賞受賞通知書は、原則として、受賞通知書交付兼表彰式にて交付します。同授与式を欠席する場合には新人賞受賞が取り消されますので、必ずご出席ください。

4.作品要領
・詩性を表現しようとした作品
・口語による作品
・1 点につき、6 文字以上、35 文字以内
・漢字1 文字は1 文字とする(読みがな文字数ではない)
・5 行以内とし、1 行15 文字以内
・句読点、分かち書き、行を空けることを可(空白行も1 行)
・なんらかの賞を受賞された作品は対象外とします
※投稿は、文語による作品ではなく、口語による作品のみとさせて頂けますようお願い致します。
(や、かな、けり、等の切れ字は文語とさせて頂きます。)

5.応募方法
①2019 年2 月20 日~2020 年2 月末日の期間中に作品を当財団運営の口語詩句投稿サイト72h
(http://kougoshiku-toukou.com)に継続的に計36 作品以上投稿された方の中から一次選考させて頂きます。
注意事項
・1 名につき複数応募は出来ません。
・なんらかの賞を受賞された作品は選考対象外とします。
・選考作品チェックで他作家の既発表作品との類似性が認められた場合、選考対象外となる場合があります。
・上記につき、後日かかる事由が判明した場合、選考対象外となり、賞金は返還して頂きます。
②二次選考通過者で受賞を希望される方は、二次選考通知確認後、2020 年3 月16 日(月)までに下記(1)~(4)の書類を当財団宛(jimukyoku@sasakitaijuikueikai.or.jp)にEメール添付にて提出して下さい。
(1) 当財団が指定する申込書
(2) 住民票記載事項証明書(本籍地記載、個人番号非記載)
(3) 大学生の場合は在学証明書
(4) 証明写真(縦36-40mm☓横24-30mm、縦横比率4:3)
※書類応募にあたっての注意事項
・応募方法と書式・様式が異なる応募書類は選考対象外とさせて頂きます。
・応募前に、当財団WEBサイトに掲載している「口語詩句新人賞に関する規程」(「口語詩句新人賞規程」という)を必ずお読みください。口語詩句新人賞規程を承諾の上応募下さい。
・受賞された場合、当財団から提示する誓約書を提出して頂きます。
当財団は、氏名、学歴(最終在籍)、年齢、プロフィール写真または動画(当財団にて撮影)、出身地(都道府県及び郡市区まで)、現住所(都道府県及び郡市区まで)、作品、受賞歴等を当財団WEB サイト(http://sasakitaijuikueikai.or.jp/)に公開することができるものとします。
・応募頂いた作品の著作権は作者に帰属しますが、当財団にて作品集の出版等で作品使用を行う場合、当財団に対する著作権使用料を予め免除するものとします。
・受賞者は、当財団事務局の指示に従い、必要な手続等は怠りなく行い、当財団にて開催するイベント等には原則として参加して頂きます。
・応募者の個人情報は、法令の定めるところに従い、適正な取扱を行います。
・ご提出いただいた応募書類は返却しません。
③二次選考通過者で受賞を希望されない方は、前項の(1)~(4)の書類は不要となりますが、ペンネームと作品は口語詩句投稿サイト72h に掲載させて頂きます。なお、掲載を希望されない方はメールにてご連絡下さい。

6.選考方法
書類選考のみ。
口語詩句投稿サイト72h 佳作一覧(月次)に3回以上選出された方は無条件で一次選考通過とします。
ほか、佳作一覧に選出歴のある方のなかから一次選考者を選考します。
・選考委員(読みがな順・敬称略) 秋亜綺羅(詩人・日本現代詩人会前理事長)、浦歌無子(詩人)、中山俊一(歌人。映画監督。脚本家。)、西躰かずよし(俳人・鬣TATEGAMI 同人)、林桂(俳人・鬣TATEGAMI 代表同人)、ほか

7.後援  現代俳句協会
     株式会社思潮社

8.選考結果通知方法
選考結果は当財団WEB サイト(http://sasakitaijuikueikai.or.jp)にて発表します。
※選考理由については開示しません。

9.お問合せ先・応募書類提出先メールアドレス
一般財団法人佐々木泰樹育英会 事務局 担当:羽部浩志
Mail:jimukyoku@sasakitaijuikueikai.or.jp
※応募書類はメール添付にて提出して下さい。※電話でのお問合せは受け付けておりません。
〒104-6591 東京都中央区明石町8 番1 号 聖路加タワー40 階
©2019 佐々木泰樹育英会



4. 一般財団法人佐々木泰樹育英会 2020年度前期 口語詩句学生奨学金応募要領

1.資格 日本国籍を有し、日本国内の小学校・中学校(中等教育学校を含む・以下同じ)・高等学校(高等専門学校を含む・以下同じ)・大学(大学院を含む・以下同じ)に在籍もしくは2020年4月より進学予定の学生(通信教育生は除く)であって、次の各号の全てに該当する者
(1) 口語による詩・アフォリズム・俳句・川柳・短歌に対する創作意欲がある方
(2) 優れた作品を通じて、文学の発展に寄与するという熱意を有する方
(3) 2020年4月1日時点で28才以下の方

2.給付金額
小学生 年額3万円(月割・給付型)
中学生 年額5万円(月割・給付型)
高校生 年額10万円(月割・給付型)
大学生 年額50万円(月割・給付型)
当財団の奨学金は給付型であり、奨学金給付規程第9条第2号、同条第3号、第4号又は第6号の各規定に該当する場合を除き、原則として、返済義務を負いません。

3.スケジュール
口語詩句投稿期間:2019年4月~2020年2月
奨学生応募期間:2020年2月1日(土)~2月29日(土)
一次選考期間:同年3月1日(日)~3月16日(月)
一次選考通知:同年3月16日(月)
選考会議:同年3月23日(月)
選考結果仮採用決定開示日:同年3月25日(水)
奨学金給付通知授与日:同年3月30日(月)
初回支給日:同年4月30日(木)
※奨学金給付通知書の交付により、奨学生が決定されます。奨学金給付通知書は、大学生においては、原則として奨学金給付通知授与式(兼交流食事会)にて交付します。同授与式を欠席する場合には奨学生の採用が取り消されますので、必ずご出席ください。小学生・中学生・高校生は郵送にて送付します。

4.応募方法
①作品投稿 当財団運営の口語詩句投稿サイト72h(http://kougoshiku-toukou.com)より作品投稿。
口語詩句投稿期間(2019年4月~2020年2月)中に60点以上定期的に継続投稿された作品のなかから、以下の点数を応募作品として投稿して頂きます。
②応募作品 下記の点数とします。高校生以上は題名記載のうえ一編とすること。複数編応募は認められません(すべての応募について選考対象外となります)。
小学生 3点
中学生 3点
高校生 5点(題名記載)
大学生 5点(題名記載)
③作品要領
・詩性を表現しようとした作品
・口語による作品とします
・1点につき、6文字以上、35文字以内とする
・漢字1 文字は1 文字とする(読みがな文字数ではない)
・5行以内とし、1行15文字以内とする
・句読点、分かち書き、行を空けることを可とする(空白の行も1 行とします)
・なんらかの賞を受賞された作品は対象外とします
※ 投稿は、文語による作品ではなく、口語による作品のみとさせて頂けますようお願い致します。(や、かな、けり、等の切れ字は文語とさせて頂きます。)
④作品注意事項:全国商業誌に掲載された作品及びなんらかの賞を受賞された作品は対象外です。
また、選考作品チェックで他作家の既発表作品との類似性が認められた場合、選考対象外となる場合があります。これらにつき、後日当該事由が判明した場合、選考対象外となり、支給済奨学金は返還して頂きます。
⑤一次選考者 2020年3月16日(月)までに当財団事務局より応募者登録メールアドレス宛に下記(1)~(5))を当財団宛(jimukyoku@sasakitaijuikueikai.or.jp)にE メール添付にて提出
(1) 当財団が指定する申込書
(2) 住民票記載事項証明書(個人番号が記載されていないものに限る。)
(3) 在学証明書(2020年4月より進学等で在籍教育機関が変更となる場合、入学予定の教育機関の発行する入学許可書を応募時点でご提出のうえ、奨学生となった場合に追完手続を要します。)
(4) 創作活動に関する受賞歴がある場合にはそれを疎明する資料の写し
(5) 証明写真(縦36-40mm☓横24-30mm、縦横比率4:3)
⑥応募にあたっての注意事項
・応募方法と書式・様式が異なる応募書類は選考対象外とさせて頂きます。
・応募前に、当財団WEBサイトに掲載している「口語詩句学生に対する奨学金給付に関する規程」を必ずお読みください。
・奨学生に採用された場合は、当財団から提示する誓約書及び保護者承諾書(18歳未満の応募者のみ)を提出して頂きます。当財団は、氏名、学歴(最終在籍)、年齢、プロフィール写真または動画(当財団にて撮影)、出身地(都道府県及び郡市区まで)、現住所(都道府県及び郡市区まで)、作品、受賞歴等を当財団WEB サイト(http://sasakitaijuikueikai.or.jp/)に公開することができるものとします。
・応募頂いた作品の著作権は作者に帰属しますが、当財団にて作品集の出版等で作品使用を行う場合、当財団に対する著作権使用料を予め免除するものとします。
・奨学生は、当財団事務局の指示に従い、必要な手続等は怠りなく行い、当財団にて開催するイベント等には原則として参加して頂きます。
・応募者の個人情報は、法令の定めるところに従い、適正な取扱を行います。
・ご提出いただいた応募書類は返却しません。

5.給付期間
2020年4月から1年間(当財団指定の投稿サイトへの定期投稿をしなければいけない) 定期投稿は、小中学生月1点以上、高大学生月2点以上とします。

6.募集人数
小学生最大30名 中学生最大20名 高校生最大10名 大学生最大5名

7.選考方法
書類選考のみ。

8.選考結果通知方法
選考結果は当財団WEB サイト(http://sasakitaijuikueikai.or.jp)にて発表します。
※選考理由については開示しません。

9.お問合せ先・応募書類提出先メールアドレス
一般財団法人佐々木泰樹育英会 事務局 担当:羽部浩志
Mail:jimukyoku@sasakitaijuikueikai.or.jp
※応募書類はメール添付にて提出して下さい。※電話でのお問合せは受け付けておりません。
〒104-6591 東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー40階(トゥループロパティマネジメント株式会社内)
©2019 佐々木泰樹育英会